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【現役獣医師が考察】エキゾチックアニマルの診療は獣医師としての価値を高めるのか?

エキゾチックアニマルの診療は獣医師としての価値を高めるのか?

今回の記事では、インタビュー形式で「エキゾチックアニマルの診療は獣医師としての価値を高めるのか?」というテーマについて深掘りしていきます。獣医師を目指している方、特にエキゾチックアニマルに興味のある方に参考になる内容になっていますので、是非参考にしてください。

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エキゾチックアニマルとは?

エキゾチックアニマルとは?

高山:早速本題について話していきたいんですけれども、そもそもエキゾチックアニマルって何なんですか?

藤野:なんなんですか?

のぞみ:なんなんですか?

高山: 私の知識だと犬猫以外の動物をエキゾチックアニマル、例えばあのトカゲとか

藤野:急にトカゲから入った?

高山:爬虫類とか、なんかそういった動物がエキゾチックアニマルかなと思ってるんですけど定義的にはどんな定義なんですか?

藤野:どうなんだろうね、よく知らないです。どっか出るんじゃないのこの辺に定義はって絶対出るはず。犬猫以外とは言っても金魚は違うじゃん?

高山:確かに魚は聞かない。

藤野:魚は魚だよね。

のぞみ: 鳥はどうですか?

藤野:鳥もエキゾチックアニマルに入れる病院は多いんじゃないですか。分かりやすいのは犬猫以外っていうのが病院の対象動物っていうのかな。犬猫、エキゾチックアニマルみたいなこと書いてあるっていうのは多いですよね。

高山:人材紹介の仕事をやっていて、エキゾチックアニマル見たいんですっていう求職者の方多いんですけれども、実際じゃあエキゾチックで何を見たいんですかっていうとそこまで考えてなかったりとか、あとはエキゾチックアニマルの病院紹介してくださいというリクエストを受けてもなかなかそんなに数が多くないのかななんて思っているんで、その辺も踏まえて今日色々と藤野先生からお話を聞いていきたいなと思っています

藤野:任せとけ!

エキゾチックアニマルは犬猫病院でも診てもらえるの?

高山: エキゾチックアニマルは犬猫の病院で見てもらえるのか?についてなんですけども、私がエキゾチックアニマル飼ったことないんで、どこで診てもらえればいいのかってあんまり理解してないんですけど、その辺…

藤野:その病院にエキゾチックアニマルっていう括りのものを、ウサギなのかカメレオンなのかみたいなところありますけど、診れるっていう先生がいれば一応診てくれると思う。よく聞く話だと「うさぎ診てもらえますか」って電話があったときに、「専門じゃなくてもよければ診ますよ」って言われたっていう飼主さんは結構います。要は深くは分からないよと。対処療法はできるけど深くはできないけどそれでも最初の治療としてよければやりますから来てください。みたいな

高山:優しい先生なんだなと思う反面大丈夫かなって思ってしまうんですけれども実際見れるものなんですか?専門じゃない先生でも

藤野: 僕は爬虫類両生類とかっていう方面は見ないです。でも昔はフェレットのすっごい多い病院にいったことがあってウサギとか哺乳類の中のエキゾチックっていうのは結構診てきた経験があるんですけど、今は「診ない」と言っています。

高山:それは何でですか?

藤野:やっぱね難しいよね、専門じゃないと経験値もないし。15年ぐらい前の話だから紹介できるようにするっていうようにするけど、自分ではあんまり手を出さない緊急ならやります。

高山: 犬猫とエキゾチックアニマルの診療の違いって獣医師さんの観点から言うとどうなんですか?獣医師さんってもう何でも診れるでしょっていうイメージ持ってしまうんですけれども…

藤野:哺乳類っていう括りでいくと、まず抑えられないよね?抑え方が違うから犬猫だったらそれなりに抑え方ってみんな知ってるし、教科書にも乗ってるし日頃やってるから例えば血を取りたいとかいう時にも抑えることできるけど、うさぎとかフェレットとかそういったのを抑えるってなると結構特殊な持ち方をするから、その先生が知ってても、持つ方が看護師さんだったとしたら、ちゃんと持ってくれないと危ないし、ウサギなんてあの空蹴りって言ってピョンとした衝撃で背骨折っちゃうんですよ。

高山:そういうのもあるんですね

藤野:そうそうそう、できるできないって結構そこのスタッフにもよるし、先生の知識によるしというのはあると思います。

高山:みんながみんな診れるわけではない、本当に難しいですね。

エキゾチックアニマルを診れる動物病院の需要

エキゾチックアニマルを診れる動物病院の需要

高山:次にエキゾチックアニマルを診れる動物病院の需要についてお話をしていきたいと思います。弊社、株式会社TYLではエキゾチックアニマル飼育に関する実態調査を行いました。その結果、こちらの表の通り飼ってみたいペットの1位がうさぎ、2位はハムスター、3位は鳥類。飼っている飼ったことがあるペットでは1位は鳥類、2位はハムスター、3位亀。ペットの飼育者の中でエキゾチックアニマルを飼っている人は約45%ということが分かりました。ランキングを見ている中で色々質問、突っ込みたいところがあるんですけれども、下から行こうかな。8位にプレイリードッグが飼ったことがあるペットでランクインされてるんですけど、飼えるものなんですか?そもそも。

藤野:プレリードッグ飼えますよ。

のぞみ:プレイリードッグってなんですか?

高山:あの立つこういうリスみたいな大きいやつですよね?こんな感じで昔流行ったんですよね、動物園とかに行って、可愛いみたいな

藤野:ちっちゃいここれぐらいのネズミなんだけど、毛の茶色いカピバラのちっちゃいやつ

のぞみ:おお、なるほど

藤野:今だとそっちの方がほうが分かるんじゃない?でもあれってどこかのタイミングでたしか輸入が禁止になったんですよ。「国内生産だけしかいなくなったので減ってます」っていうのを誰か調べて。

高山:そうですね。ペットショップでも見たことがなかったんで

藤野:そうそうそう、結構高いんだよね。

高山:それこそ診れる先生いなそうな

藤野:診てたよ。それこそさっき言ってたウサギとかフェレットとか診てたとこはプレーリードック来てたりとか、「歯切ってた」。歯が伸びるの。

高山:可愛いような、ちょっと恐ろしいような

藤野:そう、あれ噛まれるとえぐられるんだよ。

のぞみ:怖い

高山:そんなにしょっちゅうは来ないですよね?その時の体感で1ヶ月どれぐらい来ていました?

藤野:20年前の話だからね記憶にないけど、でも結構いた覚えがある。それこそ20年前ぐらいの話なのでエキゾチックっていうのは今よりも見てくれる病院がすごい少なかったので、かなり特殊な病院だったんです。余談で最初に僕手術したのチンチラっていうエキゾチック。

高山:チンチラってあのハムスターとかモルモットみたいな大きいやつでしたっけ?ちょっとあんまりピンとこないですけど

藤野:多分たぶんそうかな。あれの断脚が最初の手術。

高山:脚を切るってことですか?

藤野:そう。最初の手術。おかしいよね?

高山:それ何年目の時ですか?ちなみに

藤野:3ヶ月

のぞみ:ええ!?

高山:3ヶ月でチンチラの足を切られた

藤野:そう切られた切られた。あっちに戻った方がいいんじゃないの?

高山:そうですね、すみません

藤野:まだ8位までしかいってないから

高山: 気になるのは飼ってみたいペットの方行くと、今うさぎ1位になってますけど、うさぎって小学校の時みんなで飼ってたみたいなイメージが強いじゃないですか?人気あるんですか?そもそも

藤野: 人気ありますよね。ウサギ専門店とか結構ありますよ。

高山:ショップがウサギしか売ってないってことですか?

藤野:そうそうそう。もうウサギのみ。ホームセンターとかにあるじゃないですか?小動物売場みたいな。あそこってなんかウサギとハムスターと鳥じゃない?メインて。

高山:確かに…

藤野:行かないな?さては

高山:わんこと猫ちゃん以外そこまで興味が持てなかったんで

のぞみ:私もわんこの方に目がいっちゃうタイプ。

藤野:1人暮らしとかでうさぎ飼ってる人多くないですか? 友達とか。

のぞみ:友達家族で飼ってる人が多いです。

藤野:あ、違った…

のぞみ:うさぎが人気でハムスターもいました。友達は。

高山:一緒に寝たりできないから、ちょっともしかしたら抵抗があるのかもしれないです

藤野:一緒に寝てるんですか?

高山:わんことは毎日。はい一緒に。はい

藤野:意外な一面、なるほど。ま、でもうさぎですよね。ウサギかハムスター。

高山:来院数も先生の病院でも多かったりします?ウサギは

藤野:先生の病院、ごめんなさい。ウサギはエキゾチック今見てないんで。ただ1個エキゾチック専門外来っていうのもうちもやってるので、ここはもうこれ表に出てるものは全部来ますね。蛇とか亀とかそういったものは結構な割合で来てるはずです。鳥も多いね。

高山:亀とかも買ってみたいペットで入ってますもんね。意外と人気なんですね。どんな診療するんですか?イメージが全然わかなくて。

藤野:うん、詳しくはじゃ今度呼んできましょう。

高山:そうですね、ちょっと話聞いてみたいですね。

エキゾチックアニマルを診れたほうが獣医師としての価値は高まる?

エキゾチックアニマルを診れたほうが獣医師としての価値は高まる?

高山: 続いてのテーマはエキゾティックアニマルを見れた方がそもそも獣医として価値が高いのか?今日のテーマの本質と言いますか、そこについて伺っていきたいんですが

藤野:これ難しいですよね。誰にとって価値があんのっていうとこはありますけど、飼主さんからすれば自分の大切なペット診てくれるんであれば、それは価値はあるっていうのはそれ間違いないから、価値があるないと言えば価値あるていうのは当然ですけど。 犬と猫を診ている動物病院でエキゾチック診れます、が売りになるかって言ったらそれは売りにならないじゃないですか。このチャンネルを求職者が見ているっていう前提で言うと逆に狭くなっちゃう、自分の将来をキャリアを狭くしちゃうからあんまりエキゾチックに最初からこうぶっこんでいくよりはやっぱメインはどうしても犬猫の方が多いので、犬猫っていうところから入る方をお勧めするかなとは思います。ただ本当に突き詰めるんだったら専門職っていう意味ではいいと思うんですけど、その分どんなエキゾチックが診たいんですか?と言われた時に分からないとかっていうレベルでは絶対無理なので、「ここをこのぐらいまで診れるようになりたい」と思って初めてエキゾチックの診療に特化した勉強していくっていうのはいいと思います。だから気合いというかなんか世間に惑わされるなって感じ。

高山:犬猫からって言われたんですけど、エキゾチックアニマルを見たいってなった時どういう勉強するんですか? もう卒業してるわけじゃないですか、学校。犬猫をある程度できるようになった、そのある程度がどれぐらいの年次なのかもちょっと教えてもらいたいですし

藤野:ああそこも難しいですね。色々やり方あると思いますけど、他の人が100%犬猫やってるとするじゃないですか、で自分も他の人の100%と同じくらいは犬猫のことやってプラスアルファで2割3割エキゾチックを勉強するっていうところ。専門の病院とかウサギの病院とかエキゾチック専門病院とかもあるので、そういったとこに研修に行くとか実習に行くとかもそうだし、少なからずエキゾチックの専門書も日本語のやつもやっぱあるのでそれぐらいで見ていくとかから始まっていって、本当にそっちが楽しい面白いとか思えるようになるんであればもうそっちに全振りしてもいいと思いますけど、今だけですね多分ね、10年後はあまり…出来る人がいるからいっぱい。犬猫病院じゃなくてエキゾチックも全部診るのが病院として普通になったら、そこではあんま専門専も活きないし…

高山: 普通になる可能性ってあるんですか?

藤野:多様性はあるからね。

高山:近所にたくさんあるじゃないですか、病院が。そこが全て診れるようになる可能性も

藤野:全部はないけど、行ける範囲には何箇所かあるようにはなるんじゃないか、ただピンキリ

高山:私の仕事上エキゾチックアニマルの病院の院長から聞いたりすると、犬猫と違って医療が確立されてないみたいなこと聞いたんですけどそういうものですか?

藤野:医療の方も割合の多い方から突き詰めていくんですよ。

高山:となると犬猫

藤野:そうです。マイナースポーツみたいな言い方になっちゃうのかもしんないけど、エキゾチックやってる人はもちろんいるけれど、言ったら1/10とかそういった人数になっちゃうので突き詰めていくとかあとは研究されていくっていうのは少ない

高山:非常に勉強になりました

まとめ

高山: いかがだったでしょうか?今回は「エキゾチックアニマルの診療は獣医師としての価値を高める?」について紹介していきました。先ほどのランキングを見ていくとやっぱりエキゾチックアニマルを飼ったことがある人もそうですし、これから飼ってみたいっていう、今も出てますけれども、非常に根強い人気があるんだなっていうことが分かりました。結論どうなんですか?診れた方がいいのかどうかで言うと。

藤野:人それぞれの考え方なのでこれが正解ではないという前提で言うと、分かるに越したことはないと思うんだけど、診れるではなくても良いのかなっていう気はする。こういう状態だったらこれは専門の先生に見てもらった方がいいですよ、のアドバイスまではできるようにするのが最低限あったらいいんじゃないかなと。あとは本当、興味の問題なので流されてやらなきゃいいなっていう気はします。

高山:流されちゃいけないということですね。 信念持って。

藤野: はいそうです。

高山:このチャンネルでは獣医師に関する有益な情報を発信していきます。この動画がいいなと思った方はグッドボタンとチャンネル登録をお願いします。獣医師特化の転職サービスベッドエージェントでは無料転職相談を行っております。興味のある方は概要欄をチェックしてみてください。最後までご視聴いただきありがとうございました。

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