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公務員獣医師ってどんな仕事?現役の総獣医師長がわかりやすく解説します!

公務員獣医師ってどんな仕事?現役の総獣医師長がわかりやすく解説します!

今回の記事では、インタビュー形式で公務員獣医師ってどんな仕事?というテーマについて深掘りしていきます。獣医師で転職を考えている方、公務員獣医師について知りたい方にとって参考になる内容になっていますので、是非参考にしてください。

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高山:どうも獣医師チャンネルの高山です。

夏目: 夏目です。

藤野: 藤野です 。

高山:本日は「公務員獣医師ってどんな仕事」についてお話をしていきたいと思います。

それでは行きましょう。

公務員のイメージ

公務員のイメージ

高山:まず公務員のイメージからお話ししていきたいんですが 夏目さんなんかイメージあります?

夏目:そもそも公務員ってなんですか?

藤野:やばい質問かな?

夏目:イメージ的には市役所にいる、スーツを着ている 硬い人

藤野:硬い人ね。硬い人だけ余計だね。

夏目:総称して公務員っていうイメージを使っている。それがどう獣医師とくっつくのかが本当に謎です。

藤野:なるほど。 でも市役所にも獣医師はいますよ。

夏目:スーツ着て?

藤野:スーツ・・・。

高山:スーツかどうかは多分あんまり関係ない。

藤野:公務員=スーツはちょっと違うかもしれない。

夏目:その辺教えてほしい。そこから教えてほしいです。

藤野:でも僕、公務員じゃないんですよ。僕、動物病院の先生なので。

ここは、専門家の高山さんに聞いていただいて・・・。


高山:そうですね。色々。公務員もなんとなく安定っていう言葉がイメージされるんですけど。このグラフを見ていただくと、獣医師の就職先トップ3に公務員が入っているんですが、やはり全体感としては動物病院臨床獣医師ですね、これが大半を占めているんですけれども、その中でも10%弱ぐらいですかね。公務員で希望されている獣医学生さんもいらっしゃるということなので、根強い人気があるのではないかなと思います。公務員のメリットとしてイメージで思うのは、お役所のお仕事なので、「基本的には仕事がなくならない、定年までそのまま仕事が続けられる」っていうところがイコール安定なのかな。

獣医師の就職先

藤野:そういう安定はありますね

高山:はい

藤野:どうなんですかね。僕の中に公務員だろうという意識はなかったんですけど、友達とかはやっぱり公務員になった人もいて、やっぱり獣医学生の中でもそういうイメージがあって、そこの部分で安定というのも関わってくるのかもしれないですけど、そういったメリットはあると思います。グラフだと9%とかですけど、動物病院で働いていた人が公務員になるということはあるんですよ。

公務員って確か年齢で何歳までっていうキャップがあるので、それ以下のところで公務員になったりとか、逆に地方だとキャップなかったりとかするので、その部分で、例えば30歳ぐらいまで動物病院で働いたけど公務員試験を受けて公務員になる、という方も結構いるので。

これは学生に聞いたものの可能性が高いと思うので、ここからまた変わってくると思いますし、でも公務員から動物病院に働きに来る人もやっぱりいるので、あってればそのまま公務員でいいと思いますけどね。メリットはなんですかね。公務員のイメージのメリットは?

夏目:公務員は時間がちゃんとしているイメージ。もう17時になったらすぐみんな帰るイメージなんで、8時から17時。

藤野:多分怒られるなそれ。

夏目:イメージですよ!

藤野:イメージね。はい。

夏目:多分一般的なイメージ

高山:でも、分かりますそのイメージ。

夏目:あとなんか・・・事務仕事とか多い?

高山:あー、イメージはそうかもしれない。

藤野:それは良いイメージなの?

夏目:良いイメージ?

藤野:高山さんは、公務員の支援も何名かされたことあるんじゃないですか?

高山:そうですね、したことはありますけれども、これは私の見解ですけど、そんなにポジティブなイメージがないんですよ。

藤野:公務員は?

高山:獣医師専門職だからということですね。僕らみたいな一般職だったらいいのかなと思うんですけど。よく聞くのはやっぱり給与が年功序列で上がっていく仕組みなんで、病院で働いている方と比べると年収が少ないとか、

藤野:あ、そうなんですね。

高山:ていうのも聞いたりとか、あとは獣医師なんだけれども動物と関わる仕事が必ずしもあるとは・・・。

藤野:あー、そうですね

高山:部署によってまぁ。そこでやりがいを感じないというところでセカンドキャリア

に悩まれている方は何人か過去にいらっしゃいましたね。

藤野:なるほど。そういう方が公務員から動物病院への転職をされる方

高山:そうです、そうです。

藤野:逆に動物病院からの公務員の転職の場合は、給与というよりも安定というところ。動物病院だと個人経営とかが多いじゃないですか。そこで潰れちゃうリスクとか、やっぱりそこもポジションとしては頭打ちなんですよ。院長がいて、副院長がいて、分院長までなので、そういったところでの頭打ちも考えて安定した公務員に行かれる方も多いかもしれない。やっぱり時間もありますね。

夏目:ありますよね。

藤野:動物病院と比べたら時間はありますよ。残業したら残業しただけやっぱりちゃんと残業代とかの計算をされると思うので、そういったところの制度は整っているのが公務員のメリットかもしれない。

高山:社会貢献度が高いっていう感じですかね。

藤野:かっこいいねそれ。

高山:なんかカッコつけて言っちゃってますけど、そんなイメージはありますけどね。

藤野:なるほど。

国家公務員

国家公務員

藤野:どんな職種があるのかですよね。

高山:そうですね。ちょっとそのあたりを今日の動画で振り返っていきたいとは思うんですけれども、まず国家公務員ですね。藤野先生に分かる範囲で解説いただきたいんですけど・・・。

藤野:地方公務員、国家公務員があるんですが、興味がある方はこの辺しっかり調べていただいていると思うんですけど、 国家公務員って、獣医師の場合に確か特別枠なんですよね。公務員試験はあるんだけど、通常の一般の国家公務員と違う枠であったはずです。

内容としては、農林水産省とか厚生労働省とかそういったところで働くんだと思います。

高山:ああ、なるほど。

藤野:都庁とかにいる人たちかな。

高山:じゃあエリートですね。

藤野:エリートですね。いたかな友達に。いないかもしれない。

高山:結構突っ込んだ質問をすると、大学の偏差値とかによってもいける学校、いけない学校とかあったりするんですか?例えば、東大の獣医学を専攻している方とかってこういうとこ行ってそうじゃないですか?

藤野:多分もっといいとこ行ってるんじゃない?

高山:飛び越えて?

藤野:そういえばいたんですよ。 国家公務員になった人。でも本当に、僕の同級生でも1人〜2人ぐらいで、やはりトップクラスの人なイメージがありますね。

高山:入口のハードルが高いんですけれど、これは公務員試験の難易度が高いのか、もしくは倍率も高いとか?

藤野:それはもう両方になるんじゃないですかね。

高山:あ〜両方ですか。選考基準は当然高いですもんね。

藤野:高いと思いますよ。

高山:何で判断するんだろう?

藤野:テスト?

高山:つまり学力の部分が大きいって話なんですかね?

藤野:学力がやっぱまず最初でしょうね。面接とかもあるのかもしれないですけど、ちょっと詳しくないのでこのぐらいしか言えない。

高山:ありがとうございます。

地方公務員

地方公務員

高山:続けて、これはよく聞く言葉ですかね。 地方公務員。 特に学生さんとかですね、公務員になりたいっていうと、 この地方公務員に入ってくると思うんですが。なにかここについては?

藤野:これもやっぱり試験がありますよね。国家公務員ほどではないのかもしれないけど、やっぱり狭き門っていうのは、試験もあるし。ただ最近は、やっぱり地方の地方公務員は人手不足っていうところがあるのと、やっぱそれこそ獣医師って専門職なので、知り合いは、30歳ちょっと超えて地方行ったら、これはいいのかな言って・・・、試験がなくて面接だけだった。みたいなところも結構ありますよ。

高山:なんか定員割れしてる高校の受験みたいな感じですね。

藤野:そうそうそうそう。地方とかだとやっぱり保健センターとか保健所とか食肉センターとか、そういう公衆衛生系のところは獣医師は必ず必要なところなので、そういったところの枠は結構空いてるんじゃないかな?っていうのはありますけどね。あと特殊なところだと水族館とか動物園、これは逆に狭い。どこでも狭いと思います。

高山:確かに、問い合わせくるのは、水族館動物園と動物園が。特に学生からですね。

「公務員になりたい、なぜならば水族館・動物園で働きたいんです。」という相談をよく受けますね。

藤野:かなり数も少ないし、一人いればいいじゃないですか獣医師は。

高山:そうですね。だから毎年確実に募集をしているってわけでもないみたいで、かなり苦戦されてるなっていう感じなのと、あとは地方だと結構年齢制限もゆるくなってますよね。

藤野:緩い。

高山:今50代までは受けれますみたいな感じで聞いたりはするんで・・・。

藤野:やっぱり人がいないんですよね。でも、地方行くの?っていうのもまた。

高山:なかなか難しいですよね。みんな都心部がいいですもんね。

藤野:地方行きます?

夏目:はい。

藤野:すみません。振った人を間違えました。

高山:フットワークが軽い方もいらっしゃるんでね。夏目さんのように。

公務員試験

公務員試験

高山: この国家公務員と地方公務員の2つが公務員という種別になるんですかね。

藤野:括りはそうですね。大きく分けて 国家公務員と地方公務員という括りでいいと思いますね。

高山:で、この2つのお仕事に就くためにはまず最初のハードルとして公務員試験。

藤野:そうですね。先ほどお話しした公務員試験っていうのがあって、ここを目指している人たちって動物病院に就職する人たちと違う勉強スケジュールをしてますね。       獣医師免許も取らなきゃいけないし、 国家公務員の試験も受けなきゃいけないし。

今わかんないですけど僕の時でも、大学5年生からしっかり勉強してとか、そういうことをやっていた方がいたという感じですね。

高山:このスケジュールだけパッと見てしまうと、通常の獣医学生の就職活動の時期よりも

遅いじゃないですか?

藤野:遅いのか。

高山:7月の中旬に3次試験があるっていうのは・・・。10年20年前だったら、6年生の7月ぐらいが就活の一番の繁忙期っていうイメージあったかもしれないですけど、コロナの影響下からだいぶ前倒しになっているような傾向があるんで、大半の学生って6年生の4月ないし5月ぐらいには就職活動を終えているイメージ。というかデータでも出ているんですけど。こうなってくると、 万が一国家公務員の試験に通らなかった学生って、だいぶハンデを背負いますね。

藤野:そういう意味ではそうですね。

高山:消去法で空いているところに行かざるを得ないみたいな。動物病院に行くとしても。

藤野:確かに。

高山:難しいですね、どっちがいいのか。本当に思いを持っていかないと就活自体が失敗に終わる可能性は高そうですね。

藤野:ちょっと計画的なところは、 国家公務員でまず受けようとしている人、地方公務員もそうですけど、その方々も、落ちちゃった時のリスクっていうのはもっと前から考えておかないといけないから・・・。なるほど。そこは僕はやっぱり高山さんに聞きたいです。

高山:キャリアアドバイザーなんで。

藤野:キャリアアドバイザーね。

高山:真面目に仕事してます。

藤野:知ってますよ。

公務員の年収

公務員の年収

高山:次に公務員の年収について見ていきたいんですけれども、 国家公務員の平均年収は

約650万円、 地方公務員の平均年収が約600万円と、この種別でも50万ほど平均年収で差異が出ていると。

さっきの小動物臨床の平均年収と比較すると、若干こっちの方が高く出てますね。

藤野:前回のところでお話ししたやつだと、小動物臨床553万円?そういう意味ではそうですね、平均という意味ではなってます。イメージでも公務員の新卒の初任給は低い気がしますよね。動物病院の年収のやつが、アルバイトとかも入ってると思うのでそんなに違わないか、逆に年齢でいうと動物病院で働いている先生の方が多分高い人は多い。

600万とか650万ってザラにいるなっていう気がしますから。これはあくまで平均じゃないですか?という意味では、年収で言えば公務員も動物病院も遜色はないのかなっていう気がしますね。

高山:勝手なイメージだと、やっぱり臨床医の方が早くお金を稼げちゃう、言葉汚いんですけど、そんなイメージはあるんですよね。

夏目:あります。

藤野:あるんだ?

高山:公務員は緩やかに給料が年々着実に上がっていくっていう感じなんで・・・。

藤野:まあでも、着実が安定を求める人にはいいんでしょうね。

高山:合う方には合うんでしょうね。

藤野:やっぱり人によるのかな?どこを選ぶかは。

高山:自己分析した上で就職先を選びなさいよって話ですよね。

藤野:そうそう。人の言うことを聞かないで、自分でちゃんと調べろっていうところでやってもらえばいいんじゃないですか?やってください!

高山:まぁ、こう見ると公務員も別に悪くないですしね。

藤野:悪くないと思いますよ。

高山:今からどうですか?公務員に切り替えとか。

夏目:勉強しますか?今の話だけでも頭パンパンなんで絶対無理ですね。でもなんか公務員って、変動がないっていうイメージなんですけど、変動がそんなにないんですか?

藤野:給与?

夏目:そう。下がりもしないし上がりもしない?

藤野:下がらないよね?上がるのはあると思うよ。

高山:年齢給みたいなものがありそうですよね。実力給みたいなのじゃなくて、何年勤務したらいくら上がるという階段方式になる感じですね。ただ、動物病院だと業績悪いと下がるっていうリスクはあるかもしれないけど、公務員はどうなんですかね?あんまり下がると聞いたことないですけど。

高山:聞いたことないですよね。よほど横領とかしない限り。

藤野:それは退職になるから。

高山:懲戒解雇になるくらいで、下がんないんじゃないですか?

藤野:聞いたことがあるのは、公務員は住宅ローンが組みやすい。

高山:それは確かにそうでしょうね。獣医師免許も国家資格じゃないですか?獣医師免許でも組みやすいって聞いたことあるんですけど。

藤野:どうなんだろうね。ユーチューバーはダメだよね。

夏目:絶対ダメですね!

高山:キャッシュで買えますからね。

藤野:あぁそうか!組む必要がないのか。そんなに組みやすい方に入っているイメージはないですけどね。現状を見ると個人事業主の所とかちっちゃいじゃないですか。例えば、高山さんはTYLじゃないですか。全然組めますよ。

高山:まぁそうですね。ありがたいことです。

藤野:というところで差はあるかもしれないです。                  でも公務員はそういうところの安定っていうものを評価してくれるところもあるので、住宅ローンの組み易いってのはあるかな。

高山:それはそれで、安定の一つとして、そういう思考の方だったら本当に良さそうですね。

藤野:やっぱ安定なんだね。

高山:良い勉強になりました。

夏目:勉強になりました。めちゃくちゃ。

高山:ただもうちょっと試験の日程だけ早くしてあげて欲しいなとは思いますけどね。

藤野:なるほどね。

高山:学生の味方になるとするならば。

夏目:確かになんでそんなに遅いんですかね。

高山:もうちょっと早いタイミングでやればいいのになって思っちゃいました。

藤野:でもこれ獣医だけじゃないもんね?

高山:全体の公務員試験がこういう感じですよ。6月ぐらいからっていう・・・。    新卒も中途も含めてですもんね。

藤野:難しいところですね。ここは高山パワーで。

高山:いやいや、そこまでは影響力ないんで。電話して抗議するぐらいです。

まとめ

高山:いかがだったでしょうか?今回は「公務員獣医師ってどんな仕事?」について紹介していきました。ここまで公務員についてお話をしてまいりましたが、畑が違うかもしれませんけど、改めてどうですか?こういうデータを見てみて。

藤野:そうですね。自分が10年後、20年後にどういう風に働きたいかっていうところも含めて、どの職種を選ぶかっていうのは最初はしっかりと考えることが重要だと思います。

イメージでいうと「安定志向の方は公務員」っていうのは向いてると思いますが、ただその分、動物病院で働こうとしてる学生と違うスケジュールで勉強しなきゃいけないし、動物とか獣医以外の知識も得なきゃいけないので、そこのところをしっかりと計画的に、多分4年生ぐらいからですかね、考えなきゃいけないと思うので、しっかりと考えた上で行動に移してもらえればと思ってます。

高山:ありがとうございます。

このチャンネルでは獣医師に関する有益な情報を発信していきます。この動画がいいなと思った方は、グッドボタンとチャンネル登録をお願いします。獣医師特化の転職サービス「ベッドエージェント」では無料転職相談を行っております。興味のある方は概要欄をチェックしてください。最後までご視聴いただきありがとうございました。

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