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獣医師は激務って本当?忙しくても獣医師の仕事が魅力的な理由を解説

獣医師は激務って本当?忙しくても獣医師の仕事が魅力的な理由を解説

「獣医師は激務だ」

このようなウワサを耳にして、獣医師として働くことに不安を持っている方はいませんか。

たしかに獣医師は楽な仕事とはいえず、労働時間が長くなることもあるかもしれません。

しかし、動物たちや飼い主にとって獣医師はなくてはならない存在であり、世の中にとって必要な仕事です。

本記事では、獣医師が激務だと言われる理由とともに、獣医師の仕事の魅力についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

獣医師の仕事は「激務」とは言い切れない

獣医師の多くは、日々忙しく業務にあたっているものの、一概に「激務」だとは言い切れません。

獣医師の労働に関する本音を把握するにあたって、ペット医療DXをおこなう「株式会社TYL」が実施したアンケートを紹介します。

109名の獣医師に「労働時間についてどう感じますか?(複数回答可)」と質問したところ、以下の結果が出ました。

労働時間

引用:株式会社TYL(109名の獣医師に対し、働き方に関する意識調査)

「長時間労働だと感じる(34票)」「休日出勤が多いと感じる(12票)」といった声があげられた一方で、「ちょうどよいと感じる(51票)」に最多の票が集まりました。

このアンケート結果から、約半数の獣医師は労働時間に不満を持っていないことがわかります。

さらに「休暇についてどう感じますか?」という質問に対しては「休暇について不満はない」が55%となっており、約半数の獣医師は希望どおりの休暇が取れていると推察されます。

休暇について

引用:株式会社TYL(109名の獣医師に対し、働き方に関する意識調査)

「獣医師はすごく忙しそう」といったイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、実際に激務かどうかは、勤務先の労働環境次第です。

適度に休暇を取りながら無理のないペースで働ける職場もあるので、自分にあう環境を見つけることが大切です。

株式会社TYLのホームページでは、さらに詳しいアンケート結果を公開しているので、ぜひあわせてご覧ください。

獣医師はきちんと休みを取れるのか?

獣医師はきちんと休みを取れるのか?

前述のアンケート結果でもわかるとおり、獣医師はきちんと休みを取得できますが、休日のタイミングは勤務先によって大きく異なります。

たとえば、土日祝日も開いている動物病院に勤務している場合は、主な休みが平日となるケースが少なくありません。

また、動物園や水族館では365日動物の世話が必要となるため、獣医師はシフト制で勤務することが一般的です。

一方、公務員獣医師の場合は一般的な会社員と同様、土日祝日が休みとなることが多く、規則的な勤務体系が多くなっています。

いずれの場合も、労働基準法で定められた日数分は休みを取得できます。

獣医師の休日事情については、こちらの記事もあわせて参考にしてください。

獣医師はきちんと休日が取れるの?労働環境や自分にあう動物病院の見つけ方を解説

獣医師の仕事が激務だと思われる理由4選

「獣医師は激務だ」と思われる理由には、以下のようなものがあります。

・労働時間が長くなりがちだから
・休日出勤をすることがあるから
・最新技術を学び続けなくてはならないから
・飼い主とコミュニケーションを取る必要があるから

獣医師の大変さについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

獣医師の大変なこととは?厳しさと辛さだけではない充実感を得る瞬間についても解説

労働時間が長くなりがちだから

獣医師が激務だといわれるのは、労働時間が長い傾向にあることが一つの要因です。

厚生労働省が実施した「令和5年賃金構造基本統計調査」(Excel表内G26セル)によると「獣医師の超過労働時間の平均は月27時間」と報告されており、月22日出勤を想定した場合、1日あたり1時間以上の残業をしている計算になります。

来院する動物の数や症状などによって対処時間が変わるので、毎日定刻どおりに業務を終えることは難しいのかもしれません。

また、夜間の受け入れをおこなっている動物病院では、24時間体制で動物の急病や怪我などに対応する必要があり、獣医師の拘束時間が長くなります。

休日出勤をすることがあるから

獣医師が忙しく思われる理由の一つは、休日出勤があるからです。

動物の体調が急変したり交通事故に遭ったりした場合、担当の獣医師はすぐに病院に駆けつけ診察や治療をおこないます。

獣医師は、動物の命を救うために休日や夜間返上で働くことも珍しくありません。

オンコール制を導入している動物病院に勤務している場合、緊急であれば夜間や休日でも電話で呼び出されることもあるでしょう。

最新技術を学び続けなくてはならないから

獣医師は、日々の業務が忙しいなかでも、さまざまな方法で情報を収集し自己研鑽に励む必要があります。

なぜなら、獣医学の世界では日々新しい研究がおこなわれており、より効果的な治療法や診断方法が開発されているからです。

論文を読んだり学会に参加したりするなどして、最新技術を学ぶことになりますが、これらは獣医師にとって大きな負担となることもあります。

診療業務に加えて、新しい知識を習得するための時間を確保することは容易ではなく、両立に悩んでいる獣医師は多いでしょう。

飼い主とコミュニケーションを取る必要があるから

獣医師の仕事には動物の治療だけでなく、飼い主とのコミュニケーションも含まれます。

治療方針を決定する際には、飼い主の意見を尊重することが求められますが、やりとりに想像以上の時間と労力を要することがあります。

とくに患者の容態が重篤なときは、飼い主への丁寧な説明と心のケアが必要であり、時間的な問題だけでなく精神的な疲労を感じることがあるでしょう。

激務でも続けたくなる獣医師の魅力4選

激務でも続けたくなる獣医師の魅力4選

はたから見ると「激務」だと思われる獣医師の仕事ですが、忙しさを上回る魅力ややりがいのある職業でもあります。

ここでは、獣医師の魅力を以下4つのポイントにまとめました。

・大好きな動物に囲まれて仕事ができる
・専門性が高くさまざまな分野で活躍できる
・業務を通じて社会貢献できる
・高収入を目指せる

獣医師の魅力とやりがいについては、以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてください。

獣医師の魅力・やりがいは?仕事のつらさや悩みの解決方法も解説

大好きな動物に囲まれて仕事ができる

獣医師の仕事は、動物を愛する人にとって非常に魅力的です。

自分が治療した動物が健康な状態を取り戻し、元気に走り回る姿を見ることは、獣医師にとって大きな喜びでありやりがいを感じる瞬間です。

動物の妊娠や出産、成長に立ち会えることは、獣医師にとってかけがえのない幸せな瞬間でしょう。

専門性が高くさまざまな分野で活躍できる

獣医師の仕事の魅力は、専門性が高くさまざまな分野で活躍できることです。

獣医師の就職先としてもっとも多いのは動物病院ですが、保健衛生所で家畜の管理や検査をしたり、獣医師の知識を活かしてペットフードの開発に携わったりなど、働き口はほかにも多数あります。

獣医学部で学んだ専門的な知識を活用して、やりがいのある仕事に就けるのが魅力です。

業務を通じて社会貢献できる

獣医師の仕事は、動物の健康を守るだけでなく、社会にも貢献できます。

たとえば、畜産に関わる獣医師が家畜の健康を守ることは、食の安全につながる重要な役割です。

このほかにも、狂犬病の予防接種の推進や、野生動物の保護に関わる業務など地域住民の健康や環境を守るための仕事もあります。

獣医師は動物の健康を守るだけでなく、人々の生活や社会全体の安定に貢献できる仕事なのです。

高収入を目指せる

獣医師は、自身の努力次第で高収入を目指すことが可能です。

専門的なスキルを持っていると、自分の好きな働き方を選びやすくなるでしょう。

たとえば、独立開業して自分が動物病院の院長になれば、高収入を目指せるうえ、診療時間や休日などを自由に設定できます。

ただし開業には多額の初期費用や経営に関するリスクが伴うので、その点はあらかじめ把握しておきましょう。

獣医師が激務にならない環境で働く方法2選

獣医師が激務にならない環境で働く方法2選

獣医師としての職業人生を続けていくためには、働く環境を自分自身で整えることも大切です。

激務にならない環境で働くためには、以下2つのポイントを押さえておきましょう。

・自分にあう勤務先を探す
・仕事の相談ができる相手を見つける

自分にあう職場がきっとあるので、前向きな気持ちで探してみてください。

自分にあう勤務先を探す

獣医師の業務形態は、診療内容や動物病院の規模などによって異なります。

24時間体制の動物病院や、夜間診療の受け入れがある動物病院の場合、どうしても勤務時間が長くなりがちです。

患者が多い動物病院ではさまざまな症例を経験できるという側面があるものの、忙しすぎて疲弊してしまうことがあるかもしれません。

もし職場が自分に合わないと感じた場合は、別の動物病院への転職も検討するなど、積極的に行動することがおすすめです。

仕事の相談ができる相手を見つける

獣医師として働き続けるなかで、仕事に関する悩みや疑問が生じることは自然なことです。

気軽に相談できる相手を見つけておくことで、一人で抱え込むことなく気持ちを切り替えやすくなります。

家族や同僚に相談するのももちろんおすすめですが、具体的なアドバイスをくれる専門家に相談するのもよいでしょう。

獣医師専門のキャリアアドバイザーに相談することで、今後のキャリアプランや課題が明確になります。

無料相談を利用することも可能なので、現在の働き方を変えたいと思っている人は一度相談してみましょう。

獣医師は忙しいがそれ以上にやりがいも感じられる職業

獣医師の仕事を続けていると激務に感じるときもあるかもしれません。

しかし、獣医師はやりがいのある仕事です。

大好きな動物と触れ合いながら自分自身の経験や知識を積み上げていける、素晴らしい職業だといえるでしょう。

獣医師が心身ともに健康を保ちながら長く働き続けるには、自分にとって働きやすい環境を見つけることが大切です。

もし、現在の職場が自分にとって過酷だと感じている場合は、転職も選択肢の一つとして検討してみてください。

新しい一歩を踏み出すことで、自分らしい働き方ができる職場に巡り会えるでしょう。

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