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新卒・既卒獣医師のための実習・面接マニュアル!獣医用の履歴書、職務経歴書の書き方まで解説

獣医師のための実習・面接マニュアル

このマニュアルは、獣医師としての面接に臨む際に必要な、服装の選び方から履歴書や職務経歴書の作成ポイント、印象に残る志望動機の書き方に至るまでをサポートするものです。

獣医師としてのキャリアを目指す新卒、既卒のみなさんにとって面接とは、将来を決めるための重要な一歩です。面接は単なる試験ではなく、みなさんの専門性や情熱、そして未来の可能性を探る場でもあります。面接を成功させるためには、しっかりとした準備と自己分析が不可欠です。

面接時のマナー・持ち物は?

面接時のマナーは第一印象を左右します。面接の際に求められるマナーや持参すべき物、やっておくべきことについて詳しく解説します。

面接時のマナーについて

面接会場へ15分前には到着し、時間に遅れないようにしましょう。遅刻してしまった場合、仕事への真剣さや責任感がないのでは、と考えられてしまう場合があります。また遅刻による焦りや不安から、自身の面接時のパフォーマンスに影響を与えてしまい、自信を持って面接に臨むことが難しくなることも考えられますので、時間には余裕を持って到着できるようにしてください。

面接中の姿勢としては、一番最初の自己紹介が第一印象を大きく左右するため、はっきりとした大きな声で自己紹介をしましょう。

また、自分の経験やスキルについて話す際は自信を持ちつつも謙虚な姿勢を忘れないようにすることも大切です。その際に具体的なエピソードを用いて答えることで、より説得力を持たせることができます。面接官からの質問には、理解を示す姿勢を保ちながらも簡潔かつ明確に答えることが重要です。そして、面接の最後には自分から質問する機会が与えられることが多いので、職場環境や実務に関する質問を事前に3つほど用意しましょう。

面接時の持ち物について

履歴書
最新の情報が記載されたきちんとした形式のもの
職務経歴書(既卒者のみ)
これまでの経験やスキルがわかるもの
※場合によってはなくても大丈夫だが確認した方が良い
資格証明書のコピー
獣医師としての資格や関連する他の資格のコピー
筆記用具
メモを取るため
参考資料(あれば)
自分の専門分野に関する論文やプロジェクトの資料

書類は誤字脱字がないかを確認し、クリアファイルに入れて折れないように注意して面接に持っていきましょう。

面接時の服装は?

面接時の服装
面接での服装は、採用側に良い印象を与えるために非常に重要なものですが、業界的にはそこまでかしこまった服装をしなくてもよさそうです。とはいえ、あまりカジュアルすぎる格好になってしまっても印象が良くない場合がありますので最低限のマナーは守った服装が好ましいでしょう。

特にスーツである必要はありませんが、ビジネスカジュアル(オフィスカジュアル)を意識した服装を心がけるようにしてください。ジャケットは着用した方が良いですが、インナーは必ずしも襟付きのシャツでなくても構いません。

パンツはデニム素材などカジュアルすぎるものは避け、ウール素材のスラックスが好ましいでしょう。カラーはグレー、ブラック、ネイビーといった目立たないカラーを選ぶと良いです。

女性の場合はスカートを着用する場合もあるかと思いますが、同じようにカジュアルすぎないようにしたいので、デニム素材、派手めなカラー、膝上など短い丈は避けるようにしましょう。

また、面接のみであれば革靴、パンプスでも良いのですが実習などがある場合はスニーカー着用の方がよい場合もあります。不安な部分、不明な部分がある場合は面接される企業、動物病院などに事前に確認をして最終判断をされることをおすすめいたします。

面接で聞かれる質問と採用者の評価するポイントは?

面接で聞かれる質問と採用者の評価するポイント

ここでは、新卒者や既卒者が獣医師の面接で聞かれるよくある質問と、採用者の評価するポイントについて解説していきます。

面接で聞かれる質問

面接で聞かれる主な質問をまとめました。どういった質問をされるのか事前に把握しておくことで余裕も生まれますので、理解しておきましょう。

志望動機

・獣医師を目指した理由、特に関心を持つ分野など

獣医師資格の有無

・獣医学部での学習内容、特に関心を持った分野、取得した資格など

臨床経験

・実務経験、インターンシップ、またはボランティア活動の有無
・特定の治療法や手術の経験など

コミュニケーション能力、チームワーク

・他の獣医師やスタッフと協力しての実務経験

緊急時の対応

・緊急事態での経験と対処法

倫理観と価値観

・動物福祉への取り組みやその考え方
・難しい倫理的決断に関する経験、エピソード

キャリア目標と展望

・獣医師としての将来の目標と計画
・長期的なキャリアパスに対する考え方

採用者が評価するポイント

採用者(面接官)がどのように評価されるのか理解しておく必要があります。

専門知識と技術

・獣医学の理論と実践的な知識の有無
・特定の治療法や技術への習熟度

対人スキルと患者対応

・患者の飼い主に対しての説明の明確さ
・複数のスタッフとの協力ができるコミュニケーション能力の有無

緊急対応能力

・緊急時の適切な判断力の有無
・ストレス状況下での冷静さと集中力の有無

成長意欲と自己啓発

・新しい知識と技術の習得への積極性の有無

獣医師のお仕事内容とは?獣医師の1日と仕事のやりがいや苦労についてもあわせて紹介

履歴書の書き方(新卒・既卒)

履歴書の書き方

新卒向け履歴書の書き方

教育背景

・最終学歴(獣医学部)の名称、所在地、卒業年月
・獣医学に関連する教育経歴を重視し、不要な情報は省略
・専攻した分野、関連する課外活動や研究テーマ、実習経験など具体的かつ簡潔に書く

獣医資格の有無

・取得した獣医師資格、その他関連する資格
・これから試験を受ける場合は国家試験受験から資格付与までのスケジュール

自己PR

・獣医師としてのキャリアに向けた意欲や強み
・学生時代に専攻した分野などで得た学びをこれからどう生かして仕事をしていきたいか
・仕事に就いたあとも学び続け成長し続けたいという姿勢があることをアピールする

既卒向け履歴書の書き方

職歴

・獣医学に関連する経歴を重視し、不要な情報は省略
・在籍期間は正確に書く
※ブランクがある場合は面接で聞かれる可能性があるのでその間何をしていたか回答を用意しておく

教育背景

・最終学歴の詳細、卒業年月、専攻した分野や重要な研究テーマ
・専攻した分野、関連する課外活動や研究テーマ、実習経験など
・どんなことを勉強して、どういった仕事に生かしていたかという一貫性を持たせる

獣医師資格の有無

・取得した獣医師資格、追加の専門資格

研修・セミナー

・参加した研修やセミナー、ワークショップ
・学生時代に学んでいたことや前職の分野などに関連しているものを具体的かつ簡潔に書く

自己PR

・職務経験を通じて磨かれたスキルや強み
※前職で身につけた医療技術や飼い主とのコミュニケーションスキルなど自分にしかできないことは何かを意識しながら自己PRを考えてみましょう。

志望動機の例文(新卒・既卒)OK例

志望動機の例文

志望動機は、獣医師としてのキャリアに対する情熱と、応募先の医療機関への理解を示す重要な項目です。新卒向け・既卒向けとそれぞれ例文があるので参考にしてみてください。

新卒者向けの志望動機 例文

獣医学を学ぶ中で、特に〇〇(例: 犬の整形外科)に深い関心を持つようになりました。貴院が先進的な治療を提供していることに強く惹かれ、私の学んだ最新の知識と技術を実践の場で活かせたらと考えています。また、学生時代に参加した〇〇(例: 国際的な研究プロジェクト)では、チームワークの重要性と緊急時の対応スキルを学びました。これらの経験を貴院での業務に活かし、獣医師として成長していきたいと考えています。私は〇〇(例: 地域社会への貢献)という貴院の目標の達成に貢献していきたいと思っています。

既卒者向けの志望動機例文

獣医師としての数年間の経験を通じて、私は特に〇〇(例: 緊急医療)において深い専門知識を学ぶことができました。貴院の高い医療水準と、〇〇(例: 緊急手術の技術)における卓越性に非常に感銘を受けており、私の経験と専門知識で貴院のチームに貢献できると考えております。以前勤務していた〇〇(例: 動物病院名)での業務を通じて、複雑な手術の実施、患者とのコミュニケーションスキルを磨きました。これらのスキルを貴院でさらに伸ばし、〇〇(例: 地域コミュニティの動物福祉の向上)という貴院の目標達成に尽力したいと思っています。

OKポイント
・専門性と経験を明確に示している
・応募先の医療機関への深い理解が表せている
・具体的な経験や学習内容を取り入れている

志望動機の例文(新卒・既卒)NG例とそのポイント

新卒者向けの志望動機 NG例

動物が好きだから獣医師になりたいと思っています。学生時代に獣医学を学んだので、どこかで働かなければならないと思っています。貴院は通勤に便利な場所にあるので、応募しました。

既卒者向けの志望動機 NG例

前の職場よりも良い給料を求めて転職を考えています。獣医師としての経験はありますが、特に専門分野はありません。貴院は名前が知られているので良いと思い応募しました。

NGポイント
・応募理由が曖昧
・職務への情熱や目的が不明確
・個人的な利便性や給料への関心が仕事への熱意を上回っていると捉えらてしまう

職務経歴書の書き方(既卒者向け)

職務経歴書の書き方

既卒の獣医師は職務経歴書が重要になります。基本的な職務経歴書の書き方と、その際のOK例とそのポイントがあるので参考にしてみてください。

職務経歴書の書き方

個人情報

・シンプルなフォーマットを使用し、見やすさを重視
・簡潔で整理された情報を記載することを意識

職務経歴

・最新の職務から順に記載し、各職務での具体的な役割と業務内容を簡潔に記載

例:2015年4月 – 2020年3月: ABC動物病院 – 獣医師として勤務。主に犬と猫の一般診療を担当し、年間3000件以上の診療に携わる。

達成した成果

・成功したプロジェクトや特筆すべき成果などを数字や具体的なデータを用いて成果を示すことが重要

例:新しいワクチン接種プログラムの導入により、感染症の発生率を30%減少させることに成功した。

技術と専門知識

・特定の技術や専門知識を生かして、どのような業務に従事していたかといった実際の業務と結び付ける
・具体的なデータなどがあるとより自己PRに繋がります。

例:特に皮膚疾患の治療で高い成功率を記録し、患者満足度を20%向上させた。

資格と研修

・取得した資格や参加した研修でどういったことを学んだか
・どうやって学んだことを職務に生かしてきたかをアピール

キャリアの目標

・新しい知識習得への積極性などをアピールする
・〇年後にはこうなりたい、など数字で具体的な目標を掲げる

まとめ

面接でのマナーや自己表現のコツ、獣医師向けの履歴書や職務経歴書の書き方について、採用担当者に強い印象を残すための具体的なアドバイスを提供しました。このガイドを参考にしていただき、将来なりたい獣医師像をイメージして、ご自身が希望する仕事に近づける手助けになれば幸いです。

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