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獣医学研究者になるには?仕事内容や就職先と年収をご紹介

獣医学研究者になるには?仕事内容や就職先、年収などをご紹介

獣医学研究者とはどのような仕事をしているのでしょうか?また、獣医学研究者になるにはどのようなステップを踏めば良いのでしょうか?今回は獣医学研究者の仕事内容や就職先などをご紹介します。また、気になる年収についても解説していますのでぜひ参考にしてください。

獣医学研究者の仕事内容

獣医学研究者の仕事内容

獣医学研究者は、大学や研究機関で獣医学に関する研究を深めることが仕事です。具体的には、動物の病気の原因・メカニズム・診断・治療法の研究や、ヒトと動物の共通感染症の予防や解明など、獣医学が対象とする広範な領域を研究します。伴侶動物や家畜だけではなく、野生動物や水棲動物の生態・形態・機能の解明なども研究対象です。身近な分野では、トリインフルエンザのように動物・家畜から蔓延するウィルスの研究も、獣医学研究者の重要な研究の1つと言えます。

畜産研究者との違い

獣医学研究者と似たような職業に、畜産学研究者が挙げられます。畜産学研究者は、ウシ・ブタ・ニワトリといった食品となる家畜を効率的に繁殖させたり、病気にかかることなく安全に育成したりする方法を研究します。畜産試験場で家畜の品種改良や新しいワクチンの研究などを行ったり、家畜保健衛生所で病気の感染を防ぐ予防接種や伝染病の調査・対策方法などの情報提供を行ったりすることが業務です。

獣医学研究者になる方法と就職先

獣医学研究者になる方法と就職先

獣医学研究者を目指すには、まず大学の獣医学科や畜産学系学部などの専門過程を学習して卒業します。その後、大学や研究機関の採用試験に合格すれば、晴れて獣医学研究者になれるでしょう。しかし、もっと知識や技能を深めて獣医学研究者の中でもさらにスペシャリストになりたい場合は、大学院の獣医学研究科に進んでから採用試験を受けるといった道もあります。

また、獣医学研究者の就職先には、製薬会社や食肉加工業者などの一般企業をはじめ、研究所・動物園・水族館・動物病院・都道府県庁・保健所・大学・その他行政機関などが挙げられます。

獣医学研究者の平均年収

獣医学研究者の年収については勤める場所によっても違ってきます。大手企業に勤めた場合と公務員でも違うでしょうし、また研究者として教授などになると高額の年収をもらえる可能性もありますが、平均的には獣医師の年収を参考にしていたいただくのが良いかと思います。

動物病院の勤務医

動物病院で勤務医として働いた際の平均年収は、新卒で350万円〜450万円くらいが一般的です。動物病院によっては年収500万円以上や月収40万円以上といったところもありますが、「残業代〇〇時間込み」「〇〇手当込み」など基本給以外の給与が含まれている場合があるので、募集要項をしっかりと確認しましょう。

動物病院の開業医

動物病院の開業医となる場合、開いた地域や年数によって平均年収は異なります。動物病院の設置数が飽和している東京や大阪といった大都市部であったり、開業したばかりで固定の患者数が少なかったりする場合は、500万円に満たないことが多いです。ただし、成功した場合は平均年収が1,000万円〜2,000万円に上ることは夢ではありませんので、経営が軌道に乗るように尽力しましょう。

公務員獣医

一言で公務員獣医といっても、「地方公務員」と「国家公務員」の2種類に分けられます。賞与や諸手当を含んだ状態での平均年収は、地方公務員が約617万円、国家公務員が約570万円です。地方公務員全体の平均年収が約659万円、国家公務員全体では約681万円ですので、全体から見るとやや低いと感じられるでしょう。ただし、勤務する都道府県や施設など条件によって変動するので、あくまでも参考としてご確認ください。

競走馬獣医師

競走馬獣医師の平均年収は、400万円〜1,000万円程度とされています。競走馬獣医師は競馬会自体に雇われたり、馬の生産地となる牧場に就職したりして働きます。日本中央競馬会(JRA)は、競走馬獣医師のみならず獣医師の就職先の中でも特に給与水準が高く、1,000万円を超えることで有名です。競争倍率も高く、毎年の採用人数は1桁台と狭き門ですが、高収入を目指したい方はぜひチャレンジしてみてください。

まとめ

獣医学研究者は、その名の通り獣医学を専門的に研究する人のことです。病気やウィルスの原因究明や解析など業務内容は多岐にわたり、一般企業・大学・都道府県庁などさまざまな就職先があります。平均年収は勤務地や経験年数など諸条件によって変動するので、よく調べてから就職活動を行いましょう。

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