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獣医師はきちんと休日が取れるの?労働環境や自分にあう動物病院の見つけ方を解説

獣医師はきちんと休日が取れるの?労働環境や自分にあう動物病院の見つけ方を解説

動物病院で働く獣医師は、動物の命を預かる責任があるため「休日が取れなそう」というイメージを持っている方がいるかもしれません。

実際に休日出勤が多いと感じている獣医師はいるものの、近年では働き方改革が進み、獣医師の労働環境は改善されつつあります。

この記事では、獣医師の休日や勤務時間について解説するとともに、ライフワークバランスの充実や自分にあう動物病院の見つけ方などを紹介します。

すでに獣医師として働いている方やこれから獣医師への道を目指す方は、この記事を参考にして、理想の働き方をイメージしてみてください。

獣医師の休日や勤務時間について

獣医師の休日や勤務時間について、実際に働く獣医師たちはどのように感じているのでしょうか。

獣医師の働き方の実態を把握するにあたって、ペット医療DXをおこなう「株式会社TYL」が実施したアンケートを紹介します。

「今の働き方に満足していますか?」という質問に対しての回答は「はい」が48.6%、いいえが「51.4%」という結果です。

ほぼ半分に割れた形であり、この結果からは獣医師全体の労働環境が極端に良いとも悪いともいえません。

働き方に満足しているか

引用:株式会社TYL(109名の獣医師に対し、働き方に関する意識調査)

次に「労働時間についてどう感じますか?(複数回答可)」という質問では、「長時間労働だと感じる(34票)」「休日出勤が多いと感じる(12票)」といった声があげられました。

しかし、もっとも票を集めたのは「ちょうどよいと感じる(51票)」となっており、働く時間そのものについては、大きな不満を持っていない獣医師も多いようです。

労働時間について

引用:株式会社TYL(109名の獣医師に対し、働き方に関する意識調査)

株式会社TYLのホームページでは、さらに詳しいアンケート結果を公開しているので、ぜひあわせてご覧ください。

獣医師の勤務時間

獣医師の勤務時間は、勤め先によって大きく異なります。

多くの獣医師の就職先となる動物病院での勤務は、一般企業よりも拘束時間が長い場合があります。

理由としては、動物病院の開院時間より前に出勤して診察の準備をしたり、夜間の急患に対応したりする業務があるためです。

病院の方針や勤務シフトの形態などによりますが「1日12時間以上働くことは日常茶飯事」といった声もあるほど、長時間労働になりやすい環境といえます。

一方、公務員として働く獣医師の場合は「8:30~17:30」などの勤務時間が一般的で、時間外労働は発生しないケースが多いでしょう。

一般企業に勤める獣医師の場合も同様で「9:00~18:00」といった勤務形態であることがほとんどです(就労時間は企業により異なります)。

ほかには、動物園や水族館などで働く獣医師もいますが、この場合は就業先との契約によって勤務時間が異なります。

獣医師の勤務形態については、こちらの記事もあわせてご参考ください。

獣医師の勤務時間やシフト体制を解説|残業や夜勤、休日についても紹介

獣医師の休日

獣医師の休日は勤務先によって異なるため、一概に「何曜日の休みが多い」とはいえません。

動物病院に勤務している場合、休日はその病院の休診日に準ずることが一般的です。

休診日が少なかったり不定期だったりする場合は、交代で休日を取るケースもあります。

公務員獣医師や一般企業で勤務する獣医師の場合は、原則として土日祝日が休日です。

ただし自分が管理する動物がいる場合、急な体調の変化や緊急事態の際には休日でも対応することがあります。

また、動物園や水族館に勤務している獣医師の場合、土日祝日も勤務となるケースが少なくありません。

動物たちの健康管理や展示動物の世話などをおこなうため、カレンダー上の休日に関係なく出勤することになるでしょう。

公務員獣医師の働き方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

公務員獣医の年収は?獣医の他の働き方や他公務員と徹底比較

獣医師の具体的な一日のスケジュール

獣医師の具体的な一日のスケジュール

獣医師の基本的な働き方として、勤務時間や休日について解説してきましたが、さらに詳しい一日の業務スケジュールを紹介します。

以下は動物病院における獣医師の「日勤」と「夜勤」の勤務例です。

日勤のスケジュール例

動物病院の日勤のスケジュール例をまとめました。

時間 業務内容
8:00 出勤
8:30~8:50 診療準備(朝会)
9:00~ 午前の診療開始
12:00~13:00 午前の診療終了
13:00~16:00 手術・往診など(状況に応じて)
16:00~ 午後の診療開始
19:00~20:00 午後の診療終了

獣医師の日勤は来院する患者の診察や治療が中心です。

多くの場合、診療時間は午前と午後に分かれており、診療の合間には適宜休憩を取ります。

必要に応じて検査や緊急の手術などをおこなう場合もあり、時間どおりに診察が進まないこともあるでしょう。

入院している患者がいる場合、経過観察や世話などに人員が必要なため、退勤時間が遅くなることもあります。

夜勤のスケジュール例

次に、動物病院の夜勤のスケジュール例をまとめました。

時間 業務内容
13:00~ 出勤
※出勤時間は病院や
シフト制度により異なる
14:00~19:00 午後の診療
19:00~ 夜間の診療開始
※夜間の対応時間は病院により異なる
翌日
9:00
午前の診療終了

獣医師の夜勤業務は、緊急性の高い患者の対応が中心となります。

夜間は昼間に比べて来院患者は減るものの、深刻な症状で搬送されるケースも少なくありません。

夜勤の場合、日勤よりも勤務時間が長くなるため、診療の合間に食事休憩や仮眠などを取ります。

勤務時間が長くなることも獣医師にとっては負担となり得るのですが、それ以上に昼夜逆転がつらいと感じる獣医師の方もいます。

しかし夜間診療をおこなう病院は動物の命を救うために欠かせない存在であり、そこで働く獣医師のおかげで助かる命が多くあるでしょう。

獣医師は休日出勤することもあるのか?

獣医師は休日出勤することもあるのか?

動物の診察や管理に携わっている獣医師の場合、休日出勤を求められることがあります。

もちろん基本的な休日は確保されていますが、緊急性が高かったり生死にかかわったりする場合は、休日でも出勤が必要になります。

とくに動物病院では、急病に陥った患者の対応をするために、休日出勤することもまれではないでしょう。

なお「労働基準法」では、以下のように定められています。

「使用者は少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」

正しく事業をおこなっている会社であれば、法令遵守は当然のことなので、仮に休日出勤することがあっても別のタイミングで休みを確保できるはずです。

もし「休日出勤が頻発している」「定められた日数の休日が取れない」といった労働環境であれば、第三者機関に相談したほうがよいかもしれません。
参照:厚生労働省(労働時間・休日に関する主な制度)

獣医師がライフワークバランスを充実させるためには?

獣医師が自分の仕事に満足し、充実した日々を送るためには、ライフワークバランスの確保が不可欠です。

そのためには、自分の希望するキャリアプランが叶えられそうな環境であるかどうかが就職先選びのポイントとなります。

たとえば、大規模な動物病院では多くのスタッフと協力しながら仕事を進めるため、一人ひとりの負担は比較的少なく、休みが取りやすい傾向にあります。

一方、小規模な動物病院は最小限のスタッフ数での運営しているケースが多く、休日の取得が難しいと感じることがあるかもしれません。

小規模な動物病院の場合、スタッフ間の関わりも深くなります。上司や先輩から直接指導してもらえるチャンスも増えるでしょう。

また夜間や入院の受け入れをおこなう動物病院は、その対応に負担を感じることがある反面、多くの症例に触れることで経験値を上げられるメリットがあります。

このように、勤務先の形態や運営方法によってメリット・デメリットはどちらも存在します。

「休日が取れることを優先したい」「キャリアを積み上げたい」など、自分が現在感じている気持ちを大事にして、働き方を見直してみるとよいでしょう。

獣医師が自分にあう就職・転職先を見つける方法

獣医師が自分にあう就職・転職先を見つける方法

思い描く働き方を決められたら、自分にマッチしそうな職場を探してみてください。

ここでは、獣医師が自分にあう就職・転職先を見つける方法を紹介します(※今回は動物病院での就業に絞って解説します)。

チェックしておきたい項目は、以下の3点です。

・ホームページやSNSをチェックする
・スタッフの人数や年齢層をチェックする
・福利厚生や待遇をチェックする

これらはチェックポイントの一例となるので「これは譲りたくない」という条件があれば、その項目を優先してください。

たとえば「かわいい制服の動物病院がいい」「車で通勤したい」など、小さなことであっても自分の希望にあっている場所のほうが、楽しい気分で働けます。

ホームページやSNSをチェックする

就職・転職先を探す際は、まずはその動物病院のホームページをチェックしてください。

ホームページには、病院の理念や診療時間、診療科目などが記載されていることが一般的なので、気になる点がないか確認しましょう。

SNSでは病院の日常や動物との触れ合いなど、より人間味あふれる情報を得られる可能性があります。

違和感を覚えるような投稿がなく、雰囲気に好感をもてた場合は、就職・転職先の候補に入れるとよいでしょう。

スタッフの人数や年齢層をチェックする

動物病院のスタッフ構成は、その病院の雰囲気や働きやすさに大きく影響します。

スタッフの年齢層も重要な要素のひとつで、若手獣医師が多い動物病院は活気があり、賑やかな環境です。

年齢層の高いスタッフが多い場合は、経験豊富な先輩獣医師から有益な指導が受けられるかもしれません。

自分が「どのような人と一緒に働いてみたいか」を想像すると、理想の就職・転職先がより具体的にイメージしやすくなります。

福利厚生や待遇をチェックする

獣医師の働きやすさは、給与や福利厚生といった待遇面にも大きく左右されます。

どのような福利厚生が用意されているかという点や、研修制度や資格取得支援制度の有無などもチェックしておきましょう。

働きやすさやモチベーションに関係することなので、細かい部分まで事前に確認しておくのがおすすめです。

獣医師が働き方に迷ったときの相談先は?

獣医師が働き方に迷ったときは「獣医師専門の転職エージェント」に相談するのが得策です。

転職エージェントと呼ばれる企業は数多くありますが、そのなかで自分にあうサービスを見つけるためには、以下3つの点が肝心です。

・専門性が高いこと
・キャリア形成が叶うこと
・円滑にコミュニケーションが取れること

とくに獣医師は専門性の高い職業なので、その特性を理解しているエージェントに任せたほうがよいでしょう。

獣医師としての就職や転職を成功させたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

獣医師の転職が成功する獣医師のための転職エージェントの選び方

きちんと休日が取れる勤務先を見つけよう

獣医師の休日や勤務時間、ライフワークバランスの大切さなどについて多角的に見てきました。

獣医師の仕事は多忙であることに間違いありませんが、労働時間に対しての法的な決まりもあるため、まったく休みが取れないことはありません。

獣医師が心身ともに健やかで長く働き続けるためには、無理なく働ける職場環境であることが大切です。

休日や勤務時間だけでなく、将来のキャリアプランについても考えてみるとよいでしょう。

就職や転職を検討している方は、まずは一度、獣医師専用のエージェントに相談してみてください。

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