受付時間 9:00〜18:00
(土日祝はお休み)

有料職業紹介 許可番号 13-ユ-309036
  • facebookでシェアする
  • tweetする
  • LINEで送る

第75回獣医師国家試験(令和5年度)の概要と獣医師国家試験の合格率について

第75回獣医師国家試験(令和5年度)の概要と獣医師国家試験の合格率について

獣医師国家試験は、獣医師としての資格を得るための国家試験であり、多くの受験者がこの試験に挑戦しています。試験の内容や受験資格、受験手続きなど、多くの情報が提供されており、受験を希望する者はこれらの情報をしっかりと把握し、試験に臨む必要があります。

獣医師の国家試験は、獣医師としての資格を得るための試験であり、獣医学の知識と技術を評価するものです。試験は年1回実施され、合格者は獣医師としての免許を取得することができます。

獣医師国家試験の意義と目的

獣医師国家試験は、獣医学の専門知識と技術を持ち、動物の医療を担う獣医師を養成するための重要な試験です。この試験は、獣医師としての資格を得るために必要不可欠であり、獣医学の学生が学んだ知識と技術が一定の基準に達しているかを測るために実施されています。

獣医師国家試験の意義は大きく分けて以下の二つです。
・獣医師としての基本的な能力を保証すること
・動物と人々の健康を守るという社会的責任を果たすための資格を与えること

獣医師は、ペットや家畜だけでなく、食品の安全性や公衆衛生にも関わる重要な役割を担っています。そのため、国家試験によってその能力を正しく評価し、適切な人材を選出することが求められているのです。

獣医師国家試験の内容と変遷

この試験は、獣医学の基礎科目から臨床科目に至るまで、幅広い範囲をカバーしています。

具体的には、解剖学、生理学、薬理学、病理学、微生物学、寄生虫学、動物の栄養学、獣医公衆衛生学、獣医予防医学、獣医内科学、獣医外科学など、多岐にわたる分野から出題されます。これらの科目は、獣医師として必要な基本的な知識と技術を網羅しており、試験を通じてこれらを十分に理解し、実践できるかを確認することを目的としています。

試験の形式は、主に筆記試験であり選択問題です。これにより、学生の知識の深さと幅、さらには臨床現場での判断力や問題解決能力が評価されます。獣医師国家試験は、単に知識を問うだけでなく、獣医師としての倫理観や動物への愛情、そして社会に対する責任感も重視されます。試験を通じて、獣医師としての資質が総合的に判断されるのです。

獣医師国家試験のあり方は、時代と共に変化しています。新しい病気の出現や医療技術の進歩、社会のニーズの変化に応じて、試験内容も更新され続けています。これにより、常に最新の知識と技術を持った獣医師が育成されることを目指しています。

第75回獣医師国家試験の概要

第75回獣医師国家試験の概要

日時
令和6年2月14日 10:00~17:20
令和6年2月15日 10:00~15:30

試験の場所

北海道 北海道札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45 16階 会議・研修施設ACU
東京 東京都江東区有明3-5-7 TOC有明
福岡 福岡県福岡市博多区博多駅前4-2-25 代々木ゼミナール福岡校

試験の種類と科目
試験は、必須問題、学説、実地の3つの部分から成り、全ての試験は獣医学全般に関する問題が出題されます。出題対象範囲は、獣医師国家試験出題基準に基づいています。

試験の出題数
・必須問題50問、学説160問、実地120問、合計330問
・試験方法: 筆答による多肢選択方式(マークシート方式)

受験資格
・大学の獣医学の正規の課程を修めて卒業した者
・外国の獣医学校を卒業した者や外国で獣医師の免許を取得した者
・獣医師国家試験予備試験に合格した者など、特定の条件を満たす者

提出書類
・受験願書、写真、返信用封筒、卒業証明書など

受験手数料
13,900円
・収入印紙を受験願書に貼り付けて納付
・提出書類の受付期間: 令和6年1月4日から1月12日まで

合格者の発表
令和6年3月13日午前10時に農林水産省のホームページで発表

その他の注意事項
試験の場所や期日が変更される場合がある
視覚障がいや聴覚障がいなどの障がいを持つ受験者は、必要な配慮を受けることができる

願書の作成に関する注意
願書のサイズは縦210㎜×横198㎜
氏名は戸籍に記載されている文字を使用

写真は出願前6ヶ月以内に撮影したものを2枚用意し、1枚を願書に貼り、もう1枚を受験票用として同封。本籍は都道府県名のみを記載。

獣医師国家試験の出題内容と合格基準

獣医師国家試験は、獣医学の知識と技術を問う重要な試験です。合格基準は厳しく、実践的な能力が求められます。以下に獣医師国家試験の出題内容や形式、合格基準について記載したします。

獣医師国家試験の出題内容と出題数

必須問題:50問
「獣医療の基本的事項」及び「獣医学の基本的事項」「衛生学に関する事項」「獣医学の臨床的事項」のうち重要な事項

学説A:80問
「獣医療の基本的事項」及び「獣医学の基本的事項」

学説B:80問
「衛生学に関する事項」及び「獣医学の臨床的事項」

実地C:60問
原則として「衛生学に関する事項」「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に関する基本的かつ重要な事項

実地D:60問
原則として「衛生学に関する事項」「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に対する対処方法等の総合的な事項

試験の形式

試験は筆記試験と実技試験の2部構成となっています。

筆記試験は上記の内容をカバーする複数の選択肢式の問題で構成され、実技試験では実際の獣医師としての技術や手技を評価するための実際のケースやシミュレーションが行われます。

合格基準

試験の合格基準は、筆記試験と実技試験の両方で一定の得点を取得することが必要です。

必須問題:約7割以上(35点以上/50点)
それ以外:6割以上(168点以上/280点)
(参考:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/06/dl/s0613-11g_0002.pdf

合格者は、試験終了後に発表される合格者リストに名前が掲載されます。

獣医師国家試験の合格率について

獣医師国家試験の合格率について

日本の獣医師国家試験の合格率は、第69回試験から第74回試験にかけて顕著な変化を見せています。第69回試験では全体の合格率が88.3%であったのに対し、第74回試験では69.9%と下降しています。

区分で見ると新卒者の合格率は第69回試験の96.9%から第74回試験で81.1%へと大きく下降しました。既卒者の合格率も第69回試験の62.2%から第74回試験で27.7%へと大幅に下降している状況です。

大学別の合格率に関しては、一部の大学では第69回試験から第74回試験にかけて100%の合格率を達成している年もあり、各大学が提供する教育プログラムや学生支援など、受験生の成功に直接影響していることを示しています。
(参考:https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/attach/pdf/230314-3.pdf

合格率が下がった理由

昨年の獣医師国家試験における合格率の著しい低下は、受験生の間で「必須問題が過去の傾向から大きく変わった」といった声がありました。これまでの試験は一定のパターンに沿って出題されることが多かったのが、昨年の試験では問題の性質が変化していたと言われています。
(参考:VetAgent調べ)

獣医学の世界は日々進化しており、新しい病気や治療法が登場しています。そのため、試験は単に知識を問うだけでなく、変化に対応する能力や臨機応変な思考を評価する方向にシフトしているのかもしれません。

今後の受験生にとっては、過去の傾向に頼るのではなく、基礎から応用まで幅広い知識を身につけ、臨床現場で直面するであろう多様な状況に対応できる能力を養うことが求められるでしょう。この変化は、獣医師教育の質の向上に寄与するとともに、より高度な専門性を持った獣医師の育成を促す動きとして、業界全体にとっても重要な意味を持つと考えられます。

獣医師国家試験の合格率は?大学別の新卒合格率や合格者数もご紹介

もし獣医師国家試験に落ちたら(不合格になってしまったら)

まず、内定をもらっている場合は内定先に報告する必要があります。その際、どのような対応になるかは内定先によりますが、内定取り消しになる可能性もあるが、資格を必要としない業務につく場合もあります。ただ、多くの方は再度国家試験にチャレンジするため「国試浪人」になるという決断をします。

考え方によっては「国試浪人」という選択をすることは、あなたの獣医師としての将来にさらなる知識と経験を積むための貴重な時間となります。この期間を利用して、獣医学の理論を深め、さらなる知識の向上を得る機会となるでしょう。また、試験の準備を通じて、同じ目標を持つ仲間と出会い、支え合うコミュニティを築くことができれば将来のキャリアにおいても大きな財産となります。

次回の試験に向けての準備は、ただ知識を詰め込むだけではなく、獣医師としての使命感を再確認し、動物たちへの深い愛情を再燃させる機会でもあります。失敗から学び、自己を見つめ直すことで、より賢明で、情熱的な獣医師になるための基盤を築くことができます。そして、その経験はあなたが獣医師として直面するであろうあらゆる挑戦に立ち向かうための力となるはずです。

獣医師国家試験のまとめ

獣医師国家試験は、単に試験をクリアすることが目的ではありません。それは、獣医師としての一生涯の学びのスタートであり、動物と人間の健康を守るという責任ある仕事への第一歩なのです。獣医師としての道は、国家試験の合格証書を手にしたその瞬間から始まります。

試験当日は、深呼吸をして、集中力を高め、落ち着いて問題に取り組んでください。一問一問に対する皆さんの答えは、これまでの勉強の積み重ねがあってこそ出せるものです。自分自身を信じ、一つ一つの問題に対して最善を尽くしましょう。

新着求人